豊橋の両生類調査
のんほいパークはこんな両生類を調査しています。
豊橋市内のどんな環境に、どんな両生類が生息しているのか調べています。
二ホンアマガエル
体調は2~4㎝程度。通常は緑色だが、周りの環境に合わせて灰褐色や茶色など体の色を変化させることができる。鼻先から目の後ろまで黒い線が伸びている。樹上での生活に適応しており、英語では「tree frog」とも呼ばれる。
【発見場所】田んぼのあぜ道、池泉
シュレーゲルアオガエル
体長は3~5㎝程度。体色は通常緑色だが、土の中に潜っているいることが多いため、土に似た赤褐色であることもある。土の中から鳴き声が聞こえることもある。日本にしか生息していない固有種である。
【発見場所】田んぼのあぜ道、湿地(土中)
トノサマガエル
体調は5~9㎝ほどで、大きさはさまざま。体色はオスが黄金色または緑色で、メスが灰褐色。雌雄ともに黒い斑紋があり、斑紋はメスの方が多い傾向にある。「グルルルッグルルルッ」と鳴き、ジャンプ力が高く、動きも俊敏です。
【発見場所】池泉、田んぼのあぜ道、水路
ナゴヤダルマガエル
体長は4~6㎝程度。トノサマガエルと体色や模様が非常に似ているが、トノサマガエルとは異なり、背中の中央に線が無いこと、足が短くずんぐりしていること、斑紋が独立してることが特徴。
【発見場所】田んぼのあぜ道
ヌマガエル
体調は3~5㎝程度。体色は茶褐色や灰褐色などさまざまで、水田での生活に適応しており、手足に吸盤はない。ツチガエルと似ているが、ツチガエルより体のイボが少なく、腹部は真っ白である。高温な環境に強い耐性がある傾向にある。
【発見場所】田んぼ、田んぼのあぜ道
ツチガエル
体長は3~5㎝程度。背面や手足にゴツゴツした縦長のイボがあり、別名「イボガエル」とも呼ばれる。ツチガエルと非常によく似ている。捕まえると体の皮膚から、強い悪臭のする粘液を分泌する。
【発見場所】田んぼのあぜ道
ウシガエル
体長約11~18㎝の大型のカエル。体色は暗緑色あるいは緑褐色で、背面や手足には暗色の斑紋がある。オスの鳴き声が、牛が鳴いているように聞こえることが名前の由来といわれる。北米原産で「特定外来生物」に指定。
【発見場所】池、湿地
タゴガエル
体長は4~5㎝程度。日本の固有種。体色は背面が暗褐色から赤褐色で、鼓膜付近の色が濃くなっている。後肢の水かきが発達している。低山地や森林地帯の渓流付近に生息し、水中で「ググググ…」と鳴く。
【発見場所】山中の水辺
ニホンアカガエル
体長4~6㎝程度。日本の固有種。体色は赤褐色や茶色であることが多い。背中には背側線と呼ばれる2本の線がまっすぐ後方に伸びている。頭部側面には鼓膜付近に黒い色がある。ヤマアカガエルやタゴガエルと姿が似る。水中でなく、主に地上で生活する。
【発見場所】山間部の田んぼの近くの道
アカハライモリ
体長は約10㎝程度。日本の固有種。腹部の色が赤くなっていることから「アカハラ(赤腹)イモリ」と呼ばれる。フグと同じテトロドトキシンという毒を持つ。棲んでいる地域によって形態に差があるといわれている。
【発見場所】休耕田、湿地、田んぼ横の水路